《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第22章 おそ松END〜なごみ探偵とわたし〜(※)
柔らかい唇が優しく私の唇の上を滑り、丁寧に吸う。
舌がそっと口をこじ開け、私の中に入ってきた。
「ん……」
おそ松さんは目を瞑りながら、舌を絡め、ねっとりと口内を一周させる。
いつものおそ松さんからは信じられないような優しく甘いキスに、胸が高鳴り、子宮がきゅんと疼くのを感じた。
おそ松さんが静かに離れる。
「なぁ、気持ちいいだろ? とろけた顔しちゃって。かっわいい〜! 俺のこと好きになっちゃった?」
彼は悪戯っ子のような笑みを浮かべる。
「…………」
私はおそ松さんを黙って見つめた。
好きになっちゃったと言うか……前から好きだったと言うか……。
「ん? なに? 俺に抱かれたくなっちゃった? いやん、ゆりちゃんのえっちぃ!」
おそ松さんが大袈裟にはしゃぐ。
「……うん」
私は頷いた。
「は?」
彼の動きが止まる。
「そうだね。抱かれたくなっちゃった」
「は? え? は……? ……えええええっ!?」
おそ松さんが大声を上げる。
私はおそ松さんを上目遣いで見上げた。
「だから、とりあえず、これ解いて、お願い」
「はっ、はい! 今すぐ!」
おそ松さんが慌てて私の縄を解く。
私は自由になると、すぐにおそ松さんに抱きついた。