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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第22章 おそ松END〜なごみ探偵とわたし〜(※)


「実は俺……分かっちゃいました……」

「な、何を!?」
女たちが後退る。

「お前らが何をしようとしていたか……謎、解けちゃいました……!」

「っ!?」

おそ松さんは、人差し指を突き出した。
「ずばり、この廃墟でエロエロAV撮影しようとしていましたねっ!」

沈黙が訪れる。

私は慌てて小声でおそ松さんに話しかけた。
(おそ松さん! 違う! 違いますよ! そうじゃなくて! 犯人! 石油王の宝石を盗んだ窃盗犯ですよ!)

次の瞬間、女が突然吹き出した。
「ぷっ、そんなわけないでしょ!? こんな廃墟で!? マニアック〜!」

細い男も一緒に笑う。
「あんた、いきなり来て何言い出すんだよ、面白いな〜! なんか和むぅ!」

おそ松さんは、自信たっぷりに頷いた。
「な? チョロさんが言ってただろ? 俺がいれば、なんやかんやあって、ああなってこうなって、ああ展開したとしても、最終的には和む、って」

「それはいいですから、早く助けて下さい!」
私は叫ぶ。

おそ松さんは、フッと笑うと、私の前に来た。
「助けて欲しいの?」

「え?」

「縛られたままのゆりちゃんも俺的にはアリなんだけど?」

「っ……何言ってるんですか!?」

おそ松さんがニヤニヤしながら、私の顎を掴んで上を向かせる。

「ほら、縛られていれば、こうやってキスもできちゃうしさぁ」

「ちょ、ちょっと……!」


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