《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第3章 紫の夜の秘めごと(※一松)
肉壁を掻き分け、一番奥まで沈めると、一松さんは大きく息を吐いて呟いた。
「やば……」
隙間をぴったりと埋められるような圧迫感。
串刺しにされて動けない私を見下ろす一松さんの顔からは、余裕が消えていた。
どうしよう。もうちょっと慣れてからゆっくり動いて欲しい……。
「一松さん、待って……まだ……」
懇願するも、一松さんは何も言わずに律動を開始した。
「あん! んぁ! あっんぅ!」
大きな快感がうねるように押し寄せてきて、途端に何も考えられなくなる。
彼の動きに合わせて、私も腰を振って応える。
心配したのが嘘みたい。
快楽に身を任せずにはいられない。
気持ちいい……。
もっと、もっと、突いて……。
静かな部屋が二人の激しい息遣いで、あっという間にいっぱいになっていく気がした。
一松さんが動きを止める。
「ゆり、上になって……」
私を抱きかかえ、挿入したままぐるりと回った。
跨り、騎乗位の形になる。
指を絡ませて、両手を握りあう。
手を繋ぎ合いながらなんて、まるで恋人みたい。
そう思うと、心も身体もきゅんと疼く。
今から味わう快感への期待で胸が高鳴った。