《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第16章 赤い淫魔の調教(※おそ松)
息を切らして、余韻に身を任せる。
おそ松さんが繋がったまま、そっと私の額にキスをした。
「気持ちよかった? おめめ潤んじゃって、かーわいっ!」
ニタッと笑いながらも瞳には優しい光が灯っている。
「おそ松さん……」
「なに?」
「キス、こっちにも……して……」
唇を突き出すと、苦笑いをされる。
「あらら、イッたら随分素直になっちゃって」
おどけながらも、おそ松さんは私の唇に優しく唇を重ねた。
達した後の気だるさも相まって、甘い感触に脳がうっとりと震える。
おそ松さんは、すうっと唇を滑らせ、味わうように私の唇を吸うとゆっくりと離れた。
「いや……やめないで……おそ松さん……もっと……」
淋しくなった唇をまた突き出すと、おそ松さんは困ったように眉を下げた。
「あのさ、忘れてると思うけど、俺、まだ入ったままで、イッてないんだけど。できればキスよりとりあえずイカせてくんない?」
「だめ。キス」
おそ松さんが笑い出す。
「んだよ、も〜! あーはいはい!」
また、私の唇を塞ぐ。今度はもう少し長いキス。
ねっとりと舌を絡ませながら、自然と私たちは手を繋いだ。
私の中のおそ松さんがピクピクと動くのが分かる。