• テキストサイズ

《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第16章 赤い淫魔の調教(※おそ松)


「おそ松さん、ちょっと落ち着いたらどうですか?」

「だってさ〜、普段見てるアレなやつの元になった本物の拷問器具があるんだよ? なんか感動しない?」

おそ松さんが目を輝かせる。

「私は普段見てないので別に……」

私の返事には全く耳を貸さず、また別の器具の前へ行く。

「ほら、見てよぉ! この椅子! 足枷と手錠付いてるぅ! アレなDVDで出て来るのとおんなじ!」

「見てって言われても……」
私は溜息をついた。

「あ〜やべ〜。想像力が逞しすぎるせいで、アダルティな気持ちになってくるぅっ!」

おそ松さんが興奮しながら走り回る。

大丈夫なのかな、この人……。
それにアレ、アレ言いすぎじゃない?

私は仕方なく元いた場所に戻って、また座り込んだ。

しばらくすると、おそ松さんがフラフラと戻ってきた。

「あ、気が済みました?」

「全然……」

打って変わって元気がない。

「どうしたんですか?」

「どうしてもアレな気分がおさまらなくて……。ゆりちゃん、スマホ貸して……。すっきりして落ち着きたい……」

「貸すのはいいですけど、ここ、ネット繋がりませんよ?」

「ぐはっ! そうだった!」
おそ松さんが頭を抱えた。


/ 724ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp