《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第15章 名探偵はヒミツに触れる
「へぇ〜、キスされると思った? 期待しちゃった? 期待しちゃったの? 濡れちゃった? ヌレヌレ? ゆりちゃんがそんなエッチな子だとはねぇ〜。やーらしっ!」
「…………」
やっぱだめだ、この人。
ドキドキしたことを後悔しながら、私は無言でおそ松さんの頬をつねった。
「いって! ちょ! おま! 何怒ってんだよ!」
「別に……怒ってないです」
「いや、これ、どう見ても怒ってんだろ! そんなにキスしたかったの?」
「全然」
「いやいや、したかったんだろ〜? あ、今からする?」
私はさらに指に力を入れ、おそ松さんの頬を捻り上げた。
「いでででででー! いだいっ! ちょ! マジで! これ、シャレにならないやつ! やめて! やめでぇ゛ーーーー!」
ほんっと、おそ松さんって、掴みどころなくて何考えてるのか全く分からない。
「もう、降ります。とにかく手を離して下さい!」
「あぁ〜無理無理。チンコ勃っちゃって手が動かない」
「は!? 意味分かんない! 何言ってるんですか!」
おそ松さんがはぁ〜っと溜息をつく。
「これでも本当に襲いたいのをギリギリ我慢してんのよぉ〜」
「嘘ばっかり……」