• テキストサイズ

《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第12章 事件、ふたたび


「あのさ……クソ松は会いに来た?」
一松さんが空を見上げたまま、口を開いた。

「クソ松って……カラ松さん?」

「うん……。あいつがゆりのことを探してたから、俺があんたの居場所を教えた。勝手にごめん」

私は首を振った。
「ううん、大丈夫です」


カラ松さんが私に会いに警察署に来たのは、チョロ松警部が逮捕される前日。

カラ松さんのアドバイスがあったからこそ、一松さんのアリバイを証明できた。

あの時カラ松さんに会えたのは、ラッキーだったと思っている。

ただ、一つ気になるのは……。


「ん? 何? 俺をじっと見て。また、エッチしたいの?」
一松さんがニヤリと笑う。

「ち、違います!」
慌てて否定すると、一松さんの顔が曇る。

「俺とするのもう嫌なの……?」

「っ! そ、そうじゃないけど!」

途端に一松さんはまたニヤニヤ笑い出した。
「へー、じゃ、俺とエッチしたいんだ? 今からする? また騎乗位?」

「なっ……!? 一応、今、勤務中だから!」

一松さんはまた笑った。
今日はよく笑う。

「冗談だよ。で、俺に聞きたいことあるんでしょ……?」


私は頷いた。

「何? クソ松のこと?」

「はい。あの……カラ松さんって、その……幽霊ですか?」

「はっ!?」

一松さんが目を丸くする。


/ 724ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp