《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第11章 一軍様のリッチなお誘い(※あつし)
「えっと、その……」
続きは? ……とはさすがに言えない。
「何? これで終わりだよ」
「え……」
そんな……。
中途半端な熱が身体に篭り、冷めそうにはない。
中への刺激が欲しくて、私は腰を浮かせた。
「欲しいんだ? 悪いけど、そんなおねだりは僕には通用しないよ。ごめんね」
あつしさんが申し訳なさそうに眉を下げる。
「そんな……だって、さっき、すごく……」
「君は本当に素晴らしいよ。つい興奮しちゃった。でもね、10代のやりたい盛りのサルとは違う。何でもかんでも穴があったらすぐ入れたい、ってわけじゃないんだよ」
髪を手櫛で梳き、襟を整えながら、あつしさんは穏やかに返す。
欲しい、のに……。
行き場を失った欲が私の身体を悶々とさせる。
「これはお試しだって言ったでしょ? 最後までしてしまったら意味がないんだ。『もっと欲しければ、どうぞ、この商品をお買い求め下さい』ってこと。ね?」
にっこりと笑うと、私の前に屈み、濡れた秘部をティッシュで優しく拭ってくれる。
「あ、いいです! 私、自分で……」
「ふふっ、こんなに濡らしたのは僕の責任だからね」
きれいに拭き取ると、手早く私にショーツを履かせ、服を整えてくれる。
畳んだストッキングを渡され、顔を上げると、優しく頭を撫でられた。
一連の動作には全く無駄がなく、全てがスマートだった。