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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第11章 一軍様のリッチなお誘い(※あつし)


温かい舌が私の唇を舐める。

ゆっくりと味わうように角度を変えて何度も吸う。
艶めかしい舌が口の中に入り、私の舌に絡まった。

「んっ……」

手を押さえる力は乱暴的で強いのに、あつしさんの舌はとても優しく甘かった。
緩急をつけながら私の唇を犯していく。


甘いキスは何分ぐらい続いただろう。


丁寧に唇を舌でなぞられ、繰り返し吸われ、何度もねっとりと口内をかき混ぜられる。

「んうっ………うぅん………んん……うぅん……!」

逃げなきゃと思うのに、徐々に下半身は熱くなってくる。

他の場所も触ってほしい……。
段々とそんないけない欲が頭をもたげてくる。

キスを続けながらもあつしさんは全く私の体には触れてこない。
ただ、握られた手が徐々に汗ばんでくるのだけは分かった。

胸を、足を、他の部分を……キスだけじゃなくて触ってほしい……。

私は自然と体をくねらせる。
気づけば、自分からあつしさんの唇に吸い付き、舌を動かしていた。

漏れる息がリズミカルに弾む。
顔を傾け、あつしさんの口の中を舐め回せば、彼の息も興奮したように荒くなる。


やがて、唇が離れ、長いキスが終わった。
あつしさんが私の顔を見て、クックッと笑う。

「顔がとろけてるね、気持ちよかった?」


「…………」
 

私は肩で息をしながら、ぼんやりとあつしさんを見た。


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