《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第11章 一軍様のリッチなお誘い(※あつし)
あつしさんは眉を下げた。
「もちろん、僕だってカメラで見られたくはないよ。新人くんにちょっかいを出してるなんて思われたら困るからね」
「そう……ですよね……」
それなら、監視カメラのついたこの部屋では、とりあえず何もされなさそう。
あつしさんの言葉にちょっと安心すると、掴まれていた顎をぐいと強く持ち上げられた。
「ただし、監視カメラに写っていたら、の話だけどね」
「え?」
次の瞬間、あつしさんの唇が私の唇に強く押し付けられた。
「っ!」
反射的に横を向いて逃れようとするものの、無理矢理、前を向かされる。
「んんんっ!」
あつしさんの胸を力一杯押してみるものの、ビクともしない。
あつしさんが唇を滑らせ、私の唇の上を何度も往復した。途端に甘い刺激が全身に走る。
あつしさんは、口付けたまま、顎から手を離し、今度は両手で私のそれぞれの手を握った。
指をこじ開けられ、力ずくで恋人繋ぎにさせられる。
「んんっ! んーー!」
あつしさんは握った手を私の顔の高さまで上げ、強く壁に押し付けた。
両手を壁に留められ、全く抵抗できない状態だ。