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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第11章 一軍様のリッチなお誘い(※あつし)


「これによると、橋本くんは決していい成績ではなかったようだ。座学の成績は比較的いいが、実技が壊滅的だ。まあ、見るからに小柄で華奢だから、無理もないかもしれないが……」

「すみません……」

「いや、別に責めてるわけじゃないんだよ」
あつしさんは優しく諭すように話す。

「…………」

「僕はね、君にとっても興味があるんだ。普通ならこの成績で赤塚署の捜査一課には入れない。赤塚署は都の中心部の治安を担っている特別な署だからね。でも、君にはたくさんの推薦があったんだよ」

「え?」

推薦?
何の話だろう。


「赤塚署での研修後、チョロ松警部とトド松警部補から君を赤塚署の配属に推薦する書状が届いた」

「えっ! チョロ松警部とトド松先輩が!?」


初耳だ。二人とも全くそんなこと言ってなかったのに……。

「それだけじゃない。鑑識課の十四松くんからも、交通課の弱井トト子くんからも推薦状が出た」

「ええっ!?」

十四松さんだけじゃなく、トト子さんも私を推薦!?

「理由はみな同じ。『誰よりも一生懸命根気よく研修に取り組んでいたから』だ」


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