《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第7章 カルーアミルクを桃色に(※トド松)
「こんなにきれいな子がいつも僕の横で仕事してるんだよ? そんなの好きになっちゃうし、触ってみたくなっちゃうし、えっちしたくなっちゃうよ」
「…………」
「なのに、食事に誘えば、僕のことを『女子として見てます』なんて言うんだから……」
苦しげに漏らす。
私、知らない間にトド松先輩のことを傷つけていたんだ……。
『可愛い』とか『女子力高い』とか、深く考えずに言っていた。
でも、先輩だって一人の男でプライドだってある。
可愛いと言われて毎回必ず喜んでいたとは限らない。
なんで気付かなかったんだろう……。
「ごめんなさい……」
私は俯いた。
トド松先輩の顔がそっと近づく。
温かい吐息が私の頬にかかった。
「ねぇ、だから、お願い。少しだけ僕の我儘に付き合って……」
甘ったるい声音で懇願され、ドキッとする。
トド松先輩は私を静かに組み伏せた。
「僕でいっぱい鳴いて、声聞かせて……」
耳元で囁く声が私をとろけさせる。
背中の下のマットレスが擦れてカサリと音を立てた。
まるでそれが合図かのように、トド松先輩は、私の唇を乱暴に奪う。
「んっ……!」
温かい舌が口の中に押し入り、歯の裏を舐め回す。
片方の手が私の胸から下りていき、へそを撫でた。