• テキストサイズ

《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第7章 カルーアミルクを桃色に(※トド松)


***

「んぅ〜ゆりちゃん?」

「どうしました? 先輩」  

「んんん、ここ、どこ?」

トド松先輩が目を擦りながら起き上がった。


「私の部屋です」

「なんだ、そっかぁ……」

トド松先輩は満足そうに言うと、再びベッドに潜り込み、可愛らしい寝息を立て始めた。




「……って、『そっかぁ』じゃないっっ!」
いきなりトド松先輩が飛び起きる。

「どうしたんですか?」
私もびっくりして起き上がった。


タクシーに乗った後、トド松先輩の家が分からなかった私は、仕方なく自分の部屋に先輩を連れて帰った。

部屋に着くと、トド松先輩をベッドに寝かせ、自分はシャワーを浴び、床にマットを敷いて就寝したのだった。


「あ、先輩寝ていたんで、私だけ先にシャワー浴びちゃいました。先輩も汗かいてたし入りたかったですよね? すみません」

「いや、そこじゃないっ!」

「え?」

「いやいやいや、まずいでしょ!」
トド松先輩が激しく首を振る。

「今からシャワー浴びます? マンションだけど、そんなに音漏れないのでこの時間でも大丈夫ですよ?」

「だから、そういうことじゃないっ!」
先輩は真っ赤になりながら、叫んだ。


/ 724ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp