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そして今日も生きていく【R18】

第9章 新しい恋


颯太said

「お邪魔しまーす!」

「なんか飲む?」

「あ!じゃあお茶で!」

「上の1番奥の部屋行ってて。持ってくるから。」

「はい!」

海堂は軽やかに階段を上がって行く。
そういう所は可愛いんだよな……

台所に向かい、麦茶を注ぐ。
冷蔵庫に入ってたから物凄く冷えてる。

あ、いい所にチョコレート発見。
勝手に食べちゃお(笑)

2階に上がり自分の部屋に入る。

「かいどー♪見てみてー!チョコ発見!」

「っ!////」

「勝手に食べちゃおうぜ!」

「……プククク(笑)」

「な!?なんだよ!?」

「いえ、やっぱ可愛いですね(笑)チョコ好きとか……女の子ですか?(笑)」

「別にいいだろ?!チョコが好きでも!」

俺は海堂の座ってる前に座りお茶を置く。

「ありがとうございます。いただきます♪」

美味しそうにチョコを食べる。

俺も口に運ぶ。
やっぱチョコって落ち着くな……
美味しい。

「あ、そうだ。颯太さん。その……花火大会の日……手から火を出したじゃないですか?」

「あーうん……」

「……俺、詳しく知りたいんですけど……駄目ですか?」

「……なんで知りたいの?」

「……恋人……じゃないですか……知りたいですよ。」

恋人……恋人だとそうなのかな?

でも……言ってもいいのかな……

駄目な気がする。

「……ごめんなさい。大丈夫ですよ、言わなくても……言いたくない秘密……誰にでもありますから。」

海堂の顔は悲しそうだった。
こいつもこんな顔するんだ。

「ううん。お前は悪くねぇよ。そうだよな。好きな人の事知りたいのは当たり前だ。俺だっていっくんの事……ストーカーみたいな事してたし。話すよ。」
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