第8章 仲間……?
樹輝side
「コイツは昴(こう)。水の能力。」
「どーも。」
水を生み出し手を作る。
握手の形。
「どうも……」
ヒカルも恐る恐る握手をした。
水でこんなの作れるのか……
凄いな。
「で、アイツが愛美(まなみ)。電気の能力。」
愛美はこちらに歩いてきて普通に握手をする。
電気流されると思った。
「まーなーみー!俺以外の奴に触んないでよー!」
「あんたこそ触んないで。」
「あでででっ!」
昴は電気を流される。
嫌われてるのか?
愛美は思ってたより怖そうだ。
「樹輝、こいつ等は俺の仲間だ。」
「お前、仲間とかいたのかよ。一匹狼だと思ってた。」
「勝手な想像するな。それより座れ。ちょっと話そう。」
「あー……ごめん、その前に……」
「……?」
ここはさすがに埃が酷すぎる……
そんな椅子にも座る気失せる。
「掃除させて。」