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そして今日も生きていく【R18】

第7章 伝えたい……でも伝わらない


颯太side

「颯太先輩ー!」

「あーもう!付いてくんな!!そもそも、俺お前の事知らねぇし!」

「俺は知ってます!!」

ひたすら走って撒こうとしたけど……ずっと付いてくる……
辿り着いたのは、屋上。
戻ってきてしまったぁぁぁ!

「先輩!」

「来るな!何で俺の事知ってんだよ!?お前、まだ1年だろ!?」

「……だって……一目惚れだから……ずっと見てたんです!入学してすぐにあったレクレーション……覚えてますか?同じチームになったじゃないですか。」

レクレーション……この学校では全学年が1つのチームになってそれぞれのスポーツで戦うってやつなんだけど……

その時、いっくんも同じチームで……
他のメンバーなんて覚えてない。

「あの時から……颯太先輩に一目惚れしてて……ずっと目で追ってたんです!だから……知ってて……気持ち悪いのは分かってます!それに、樹輝先輩の事が好きなんですよね!それも知ってます!」

「っ!////」

「でも!それでも諦めませんから!こんなに人を好きになったのは初めてで!だから!」

キーンコーンカーンコーン♪

「あ!授業始まる!じゃあな!えーと……海堂?」

助かったぁ……ナイスタイミング!
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