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そして今日も生きていく【R18】

第6章 この感情の答え


樹輝side

あー体がダルい……
ヒカルにも心配かけてるし……

ピンポーン♪

「ヒカル……悪い、出てくれ。」

「うん……」

ヒカルが玄関に向かって歩く。

「っ!何であんたが……」

「おっ邪魔しまーす!」

この声……颯太か……

「ちょっ、ちょっと!勝手に入んなんで!」

「颯太……頼むから静かにしてくれ……」

「あぁ……ごめん……」

ヒカルがよく分からないと言った表情をしていた。

「うわ……熱上がってない!?何で冷やしてないの?!」

「あー……ダルいから……」

すると、颯太がヒカルの方を見て怒鳴りつけた。

「あのさ!あんたは何やってる訳!?冷やすとか、ご飯作ってあげるとかするべきでしょ!?」

「……ご、ごめんなさい……」

「颯太……いいんだよ……仕方ねぇから。」

何も出来ないのは当たり前だ。
10年以上外に出てねぇんだから。

「うーん……そうだけど……ま、それも想定内で色々買ってきたから。はい!」

パンパンのビニール袋をテーブルに置く。

あー……嬉しいけど……これ……流石に……作れねぇわ……

「台所借りるよー。」

「あ?……いいけど……」

颯太はヒカルを引きづり連れていく。
何すんだ?
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