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そして今日も生きていく【R18】

第6章 この感情の答え


ヒカルside

「ただいま……」

ドアが開いて、イツキが帰ってきた。
今日はいつもより早い気がする。
だってまだ昼ごはん食べてないよ。

何かフラフラしてるし……
ボクも体が重い気がする。

「……イツキ?」

イツキはベッドに倒れ込んだ。
様子が変だ……

イツキに近づき、体に触れてみる。
凄く熱い……
顔色も悪いし……

「だ……大丈夫?」

「……ヒカル……俺から離れてろ……」

何で……そんな事言うの……
あ……やっぱ……好きでもない奴に近づかれるのは嫌なのかな……

あれから色々と考えたけど、ボクはやっぱりイツキのことが好きなんだ。
マサキが言ってた「恋」ってやつ。
何考えてもイツキのことしか思い浮かばなくて、思うたびに胸が熱くなるんだ。

『俺とお前の好きは違う……』

多分あの言葉はイツキはボクに恋なんてしてないんだ。
逆だ。

イツキは眠ってしまった。
こんなに体が熱いんだ。
冷やしたがいいんじゃないのかな?

でも何したら?
分かんないよ……

ボクは何も出来なくてイツキから離れてただ見つめるしかできなかった。
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