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そして今日も生きていく【R18】

第6章 この感情の答え


樹輝side

「……頭痛てぇ……」

「いっくん、大丈夫?」

昨日濡れて帰ったから風邪ひいたかもしんねぇな……
颯太は今まで通り俺と接っする。
まぁ、約束したしな……

颯太は額を俺とくっつけた。

「うーん……少し熱い気がするんだけど……」

「颯太……近い。」

「あ!ごめん!……今日はもう帰れば?あと1時間で昼休みだし。……ヒカルも……心配なんでしょ?」

ヒカルはあの後、俺との接触を避けていた。
理由が分からない。
胸の痛みも取れないままだ。

「……あ!そう言えばさ、明後日今年最後の花火大会があるらしいよ!それに一緒に行って見せてやれば?少しは機嫌治るんじゃ?」

「……けど、理由が分からないんだぞ?」

「いいから行ってきなって。花火とか見たことないんじゃない?アイツ。」

確かにそうだ。
見たことがないはず。

だったら風邪早く治して行ってみるか。

「俺帰る。」

「わかった。気をつけて帰ってね。」

「おぉ。」

……そう言えば今日、将樹見てねぇな。
休みか?
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