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そして今日も生きていく【R18】

第5章 颯太の本性


樹輝side

「イツキ!!あれ!あれ食べたい!!」

ヒカルが指を指していたのはクレープ。
女子高生が何人かで食べている。

けど、あれ……結構甘そうだな。

「お前食べれるのか?」

「わかんないけど……美味しそう!」

まぁ、買ってやるか……今まで美味しいの食べてなかったんだよな。

「どれがいいんだ?」

「えーと……」

ヒカルはイチゴが沢山入ったのを指さした。

買ってあげると、すごく喜んで目を輝かせていた。
そして、ひと口咥える。

「んん!おいひい!!」

可愛い顔。

気がついたらスマホを片手に写真を撮っていた。

「い、イツキ!?////」

「あ、あぁ、ごめん。つい。」

「……////」

顔を真っ赤にしたままクレープを食べていた。

歩きながら食べてるから食べにくそうだ。

「……近くの公園で食べようか。そっちの方がゆっくり食べれるだろ?」

「あ、うん。」

ベンチに座って食べることにした。

「全部食べれるか?」

「うん!」

ヒカルは意外と食べるのか。
その食べた物はどこに行ってるんだ?
細すぎだろ。

「ごちそうさまでした。」

「よし、帰るか。」

立ち上がろうとした時、目の前に誰かが立っていた。

「いっくん……」

「颯……太……?」
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