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そして今日も生きていく【R18】

第3章 将樹


樹輝side

やっべぇ!!
かんっぜんに寝ぼけてた。

夢だと思ったら現実だった。

「イツキは悪くない……ボクが悪いから。」

「?」

「ボクが先にしちゃった。」

「え?」

「だって、好きだもん。」

「あー……」

こいつの好きとは違うんだけどな。
言っても分からねぇよな。

「はいはい。俺も好きだよ。」

せめて、期待だけでも……持たせてやるか。

「今日は何かしたい事とかあるか?」

「うーん……!外!行きたい!」

「またか?」

「知らないことがまだまだいっぱいあるから……」

「分かったよ。朝食準備するから着替えてこい。」

テレビを着け、準備をする。
食パンがあったな。
あと、卵……ヨーグルト……
目玉焼きでも作るか……

『3日前の爆発の原因はまだ分かっていません。何か目撃情報等があれば警察まで連絡をお願いします。』

……急に爆発したからな。
ヒカルは何も見てねぇのか?

ヒカルが走って戻ってきた。

「できたよ。」

「……髪の毛跳ねてるぞ?」

「え?!」

「こっちに来い。」

手を少し水で濡らし、髪を整えていく。

「うし!出来たぞ!」

「ありがとう!」

「ついでにこれテーブルに並べてくれ。落とすなよ。」

「ハーイ。」

ヒカルはテーブルの上に俺が渡したパンを置く。

「あとは?」

「そこのヨーグルト。そしたら座ってていいぞ。」

ヒカルは大人しく座って待っていた。

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