第3章 将樹
樹輝side
「ほら、お前はもう寝ろ。疲れただろ?」
「イツキは寝ないの?」
「俺は課題して寝る。」
「……課題?」
「学校の宿題だよ。」
「学校……」
色々疑問に思っているようだった。
「明日教えてやるから。」
「分かった。」
ヒカルはベッドに寝転がる。
「おやすみ、ヒカル。」
「……」
よし!俺は課題!今日は半分終わらせて寝るか。
明日残りをやろう。
机に向かい始めて2時間……
終わった……
寝るか。
「イツキ……」
「うおっ!お前まだ起きてたのか(汗)」
「ウン……」
「どうした?」
「その……一緒に寝たい。何かよく寝れないから。」
一緒に……
いや、でも狭いな……
それだとかなり引っ付いて寝ることになる。
ダメだ……理性が保てるか……
「ご、ごめん、我儘言って……別にいいよ。」
「分かった……」
ヒカルの横に入り引っ付く。
すると、ヒカルが俺に抱きついてきた。
ちょっと……これは……
「……やっぱり暖かい……」
「?……ヒカル……ごめん離れて……」
「zzz……」
え……寝てる……
やばいな……朝までこれか……
けど……ちょっとだけ……なら……
俺はヒカルを抱き締め返した。
……柔らかくて……小さい……