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そして今日も生きていく【R18】

第3章 将樹


樹輝side

よし、片付けるか。
……そう言えば血の匂いってちゃんと取れるよな?

血を落とすため、雑巾を用意した。
まだそんなに時間が経ってないからすぐに落ちた。

……死にたい……か……
まぁ……辛いよな……

ヒカルを一人にすると危ない気がする。

……?
やけに静かだな。
シャワーの音が聞こえない。

「ヒカルー」

シャワーの前でただ突っ立っている。

「いつきぃ……どーやって出すの?」

「あ……えーと……そこのレバーを引いたらいい。」

キュッ

引きすぎて勢いよく出る。

「わぁぁぁぁ!!」

「うわっちょ!」

ヒカルが涙目で走ってきた。

ドシ-ン!!

「いって……」

押し倒された。
ビックリしたんだろう。

「うぅ……」

「ヒカル……退いて////」

「ご、ごめん!!」

シャワーの水圧を調整してヒカルを中に入れる。

「しっかり洗えよ?」

「頑張る。」

ヤバかった……
あのまま襲いそうになってた。
落ち着け……




なんとか片付けが終わった。
匂いも取れたようだ。

「イツキ、フロ終わったよ?」

ビシャビシャのまま出てくる。
折角……片付けたのに……

「ヒカル……そこから動くな。」

「え?」

タオルを渡し、拭かせた。

その間に夕飯作る事にした。
今日はカレー。
ヒカルは初めて食べるだろうから甘口にした。

「このタオルどうしたらいいの?」

「洗濯機の中。風呂場の横にあっただろ?」

ヒカルはタオルを出しに行き、台所に来た。

「何してるの?」

「料理。腹減っただろ?夕飯食べようぜ?」

ヒカルの腹がなる。

「ぷ……ははは(笑)もうすぐ出来るから待ってろ。座ってていいぞ?」

「ウン!」
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