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そして今日も生きていく【R18】

第3章 将樹


樹輝side

ヒカルの使っていたハサミは血だらけになっていたため、もう一つの方を使った。

斜めに切っていく。

「イツキ……」

「……なに?」

「怒ってる?」

「……別に。なんで怒る必要があるんだよ。」

「……ごめん……この部屋血だらけになっちゃった。」

確かに殺人現場みたいになっている。
俺はある日から潔癖症になってしまった。
と言ってもそこまではない。
若干潔癖症だ。
だから家の中はいつも綺麗にしている。

けど……これは酷い……

とりあえずヒカルを風呂にいれて、その間にここを掃除して……

「よし、出来た。こっち見てみろ。」

ヒカルが上目遣いで見てくる。
やばい、すげぇ似合ってる……
可愛い……

「イツキ?どうしたの?……失敗した?!」

慌ててヒカルが鏡を見る。

「あれ……これ……イツキが?……凄い。」

「に、似合ってる……ぞ?////」

ほんとらしくねぇな……俺。

「……?」

「ふ、風呂!入ってこい!髪の毛散らかすなよ?」

「……ウン……?」

ヒカルはそのまま風呂場に向かった。
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