第11章 つり合わない
颯太side
「すげぇ……二本入ってる(笑)」
「あぁ……あっ////」
ズブズブと音をたてながら俺は突かれ続けた。
嫌なのに気持ちいいと感じてしまう。
何度も中に出されてお腹が膨れている。
口の中も気持ちが悪い。
「そろそろいいか……あ、晃?」
「っ!?」
敦君が海堂と電話してる。
声……抑えなきゃ……
俺は慌てて口を塞いだ。
けど、突かれる音だけは止まなかった。
『……んだよ。』
「あのさ、お前にプレゼントがあるんだけど。今から来いよ。あの場所に。」
敦君が不敵な笑みを浮べながら俺を見る。
『プレゼント?そんなのいらねぇよ。何か企んでんだろ、どうせ。』
「へぇー……いらないんだ……これでも?」
敦君がビデオ通話に切り換えて俺を写す。
塞いでた手も無理矢理退けられ縛られた。
「あっ……やぁ……見ないでぇ////」
『颯太さん!?』
「……どうだ?早く来いよ(笑)」
「だめ……かいどう……来ちゃダメだ……あぅ////」
『おい……てめぇら……今すぐ颯太さんから離れろ。そっちに行くから。』
っ!怒ってる……
駄目だ……来たら……騙されるなよ!海堂!
―――颯太さん、名前で呼んでくださいよ。他人みたいです!――――
何で今これ思い出すんだよ……
おかしいだろ……
『颯太さん……助けに行きますから待っててくださいね。』
「……来るな……来たらダメだ……うぅっ……あぁぁ!?////」
『絶対に行きます!だから……』
「来んじゃねぇ!晃ぁ!////」
『っ!?颯太さん……』
はっ!しまった!
『……ずるいですよ……今更……待っててください……』
海堂は俺の話を聞かずに電話を切った。
「さぁ、じゃあ続きをしましょうか(笑)」
「っ!?////」