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そして今日も生きていく【R18】

第11章 つり合わない


颯太side

敦君は俺に携帯の画面を見せる。
そこに写ってるのはこの3人と……もう1人……
茶髪で目付きが悪い。
この中では一番強そう。
でも誰かに似てる。

「俺らと一緒に写ってるの、晃ですよ。中学のときです。」

これが?
でも確かに似てる……
今とは全然違う。
今は黒髪だし、真面目だし、それに怖くない。

「晃、俺らとつるんでたんですよ。こいつかなり強くてこの辺では有名でした。」

海堂が?こいつらと?
信じらんねぇ。

「……そんなに疑わなくても(笑)本当ですよ。けど、急にアイツ関わらないでほしいとか言ってきて……何か一緒にいたくないとか。さすがにイラってして喧嘩になったんですよ。で、俺ら負けたんです。」

3対1で?!
そんなに強いのかよ……

「だから復讐ですかね。許してないし。」

「それって別に海堂関係ないだろ……それに俺もアイツとは関係ないだろ?」

「いいえ、先輩。あなたは人質ですよ。アイツ呼び出しても来ないんで……それに、もう1つの目的は……」

すると、両腕を2人が抑え込む。
身動き取れない……

「離せっ!」

顎を持たれ顔を近づけられる。

「先輩を俺達のものにする事ですかね(笑)」

「っ!?」

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