第11章 つり合わない
颯太side
「っ!」
寒さを感じ目を開けた。
あれ……ここどこだ……
見たこともない場所……
「さむっ……!?」
裸?!
何で!?手まで縛られてる……
とにかくここから出なきゃ。
俺は手から火をだしロープを解く。
出口……どこだ……
ていうかどうしてこうなった?
確か敦君たちとカラオケ行って……そのまま眠くなっていって……
そのまま寝ちゃったのか……
っ!もしかしてアイツらが飲み物に睡眠薬を……
「あ、起きたんですね。……ていうか何でロープ取れて……」
「お前らっ!何が目的で!」
「……先輩と晃って付き合ってたんですよね?(笑)」
「っ何で知って……」
誰にも言ってないはずだ。
「で、最近別れたとか……(笑)」
そんな事まで……
「そうですね……目的は2つ……1つは海堂晃への復讐ですかね」
「復讐?アイツが何かしたのかよ……お前らに……」
「やっぱ聞いてないんですね(笑)いいですよ、全部教えてあげます……アイツのこと。」