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そして今日も生きていく【R18】

第11章 つり合わない


颯太side

いやいやいや!
ありえないって!
あってばっかでしかも小学生で男の子だよ!?
好きって!?

「じょ、冗談やめろって!」

「冗談じゃない!」

まだ小学生なのに……
あ、好きって恋愛感情じゃないのかも。

「俺も好きだよ!////」

「ほんとか!?じゃあ、付き合ってくれ!」

「な!?つ、付き合うって!無理無理無理!!お前まだ小学生だし!子供だろ!意味わかってんの?!ん!?////」

キス!?

「……こういう事だろ?////」

こいつホントに小学生かよ……
やる事言う事大人すぎる。

「だ、だめ……まだお前にとっては早いだろ……嬉しいけど……」

「……子供じゃなかったらいいのかよ……」

「……そういう訳じゃねぇけど……」

海堂と付き合ってるし……
けど……ハッキリ言うのも可愛そうだし……

「……分かった……じゃあさ」

「ソウター!帰ろー!」

ヒロくんが何か言いかけてる時にヒカルが来た。

「お、おう!今行く!じゃあな、ヒロくん!」

「待てよ!……またここに来るか?」

「……わかんない……じゃあ。」

手を振ってヒロくんから離れていく。

「っ颯太!俺、大きくなってお前に逢いにいくから!!今駄目ならその時にでも返事くれ!」

「……わかったよ。」

きっとその頃には他に好きな子が出来る。
この約束も忘れるに違いない。
だったら今だけでも……

そして、俺達はお礼を言って電車で帰ることにした。
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