〔 イケメン戦国 -生意気な少女?の異世界物語- 〕
第1章 始まり
ポツンとある石碑をまじまじと見てしまう
( え、本当にこれだけなの? 信長が命を落としたんだよ?
もっとこう、豪華にしても良いんじゃないかなぁ、
天下統一目前で命を落とすって私なら嫌だなー! )
「 …後悔とかしてないのかな 」
ポツリと呟くと、ポツ…ポツと頬に何かが落ちてくる
「 …ん? 」
よく見れば、それは雨
上を向くと今から降りますよとでも言いたげに空を覆う雲
大丈夫かな と思う間もなく降り始める
「 え、ちょっとつよっ… 」
ザァザァと力強く降る雨
近くからは雷の音もする
( はぁ!?もう、なんなの? 傘持ってきてないし!
とにかくあの屋根があるところに…!! )
屋根のところに行ってやり過ごそうと鞄を握り、走り出す
その瞬間
ピカッ…
「 っ…!? まぶし… 」
辺りが光に包まれる
目眩のように眩む視界
( 雷が落ちた…? ここに? うそ、でs… )
遠のく意識
倒れる体は地面につくことはなかった…
このとき私は考えてなんていなかった
まさか、歴史を変えることになるなんて―