〔 イケメン戦国 -生意気な少女?の異世界物語- 〕
第1章 始まり
「 …ィ、オイ 」
「 んー…誰… 」
まだ寝たいから邪魔しないでほしい…
???「 …そんな体制で寝てると誘ってんのと同じだ 」
鎖骨に暖かさを感じた
( ん…? )
目を開けると目の前には政宗の顔がドアップで私に跨っていた
「 !? うわっ?! ちょ、何!? 」
政宗「 何ってお前が全く起きないからな 」
「 手段は他にもあるでしょうが!! どーいーてー! 」
ジタバタもがくと
政宗「 それ以上もがいてたら本当に見えるぞ? 」
「 は? なんのこと… 」
呟きながら下へ視線を向けると
自分の服がオフショルみたいになっていることに気付く
「 っ、分かっててここにいるでしょ 」
政宗「 何か悪いか 」
「 早くどいて 」
政宗「 今、どっちの方が上だろうな〜?力も俺の方が上だろうなぁ 」
含み笑いで言いよってくる
すると…
秀吉「 もう起こせた……政宗、何してる 」
ゴンと良くマンガで見るげんこつが目の前で繰り広げられる
( おぉ…すっごい音した、スッキリしたわ )
政宗「 いって。すぐ起きないこいつも悪いだろ 」
秀吉「 そうだが起こし方を考えろ。七海、寝坊するなって言ったよな 」
「 …すみません 」
秀吉「 はぁ。着物直してさっさと外へこい。城へ行くぞ 」
「 分かりました。…政宗、次やったら殴るから 」
政宗「 おー怖い怖い。早くこいよ 」
騒がしい起床を迎え、着物を直す
( 三成さん平和っていうけど平和っていうより
何かもう凄いよ……。やっていけんのかな、)
軽く化粧を済まし、外へ出ると4人分の馬がいた
「 おはようございます。…4人分? 」