第4章 安土の武将達
ほぼちんぷんかんぷんだっただろう秀吉と三成
一体何が起きたのかわからなかったが、
秀吉「佐助…だったか?つまり、信長様と華恋は今未来の世界にいるってことか?」
佐助「そういう感じですね。俺と華恋さんは今から約五百年前の日ノ本から来たんです。先程説明した異常気象の所為で先程まで城下にいたお二人が今は五百年ほど前の時代いると言うわけです。丁度華恋さんから電話が来てよかった。無事が確認出来たので取り敢えず安心ですが、何故この様な事が起きたのか不思議ですね……取り敢えず俺はまたワームホールについて研究します。何かわかった報せにくるという感じでいいですか?」
秀吉「ああ…ところでお前何処の忍びだ?」
佐助「それは…」
秀吉の問い掛けに答えようとした佐助の声が襖を開けた者によってかき消された
光秀「上杉の忍びだろう?」
三成「光秀様?!いつの間にいらっしゃったのですか?」
現れた人物は斥候の報せを聞いていた光秀だった
秀吉「上杉…って上杉謙信か?」
佐助「はい。俺の主は上杉謙信様です。」
光秀「ほぉ…では、城に入り込んでいた鼠はお前だな?」
佐助「はい。ですが、此処には華恋さんの友人として来ていました。決して情報収集の為ではありません。」