第19章 近過ぎたキミ④（及川徹）⚠兄✕妹R18⚠

『意外と真面目…』

意外と冷静！
こっちは必死なのに！

「"意外"じゃなくて真面目だよ！」

『…どうだか…
皆の前であんな事した…
すぐ抱き締めるし
エッチそうな顔してる…』

ケチョンケチョンかよ！

でも、まぁ。

「好きな女には
触りてぇじゃん？
でも、好きだから大切にしたい。
だから
姫凪が彼女になるまでは
エッチしない」

こういう返しも出来るわけで。

ドキドキさせる為？

不正解だよ

ドキドキしてくれたら
そりゃラッキーだけどさ

『エッチしないだけ！？
他はするの！？
ヘンタイ！離れてクダサイ！』

「なんだ。大きな声出るじゃん？
偉い偉い
元気な姫凪が好きだよ」

奈落に居る様な顔してる姫凪を
少しでも引き上げたかったんだ

それにもう計算なんか
できる余裕ないんだよ、実際。

『な、なんですか！？
誰のせいで元気がないと思って…！』

目の前で泣いたり怒ったり
戸惑ったりする姫凪が
好き過ぎて

「俺のせいだよ。
分かってる、ゴメンな？
だからこれから
いつでも姫凪を元気にする
重さだって及川に負けないけど
それでも敵わないなら
量も付ける
大サービスですよ？お嬢さん？
だから…さ、おいで？
姫凪が…好き…」

気持ちが溢れて止まらない