第19章 近過ぎたキミ④(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
姫凪を引き寄せて
腰を抱く
ビックリした顔にゾクゾクして
思わず頭をホールドしてしまう
『あの…』
逃げる為に動き始める身体を
「(静かに…おとなしくしないと
間違って唇奪っちゃいそうだ…)」
声で止める
キュッと結ばれた唇
俺を睨みつけながらも
顔は落とされた声に真っ赤
どこまでも素直で
「どうした?真っ赤じゃん
可愛い……姫凪」
どこまでも愛しいな
好きだよ、姫凪
「食べちゃいたい…よ」
及川と岩泉に聞こえる所まで
声のボリュームを上げ
唇の横に俺のソレを押し付ける
「(そのまま大人しくな?
そしたら、唇(ココ)は
我慢してあげる、から…」
フッと唇に吹きかける息に
涙の滲む目
うっわ〜…
これ我慢とか
言って損した〜…
だめだ!我慢!
とりあえずは攫うのが
最優先だしな
「おい…ボケ…こら…ボケ」
岩泉の声がポツリと耳に届く
あら?まだ臨戦態勢?
仕方ねぇなぁ
煽る相手考えなきゃ
「分かるか?ガキンチョ
姫凪は俺の」
メンタル抉るぞ?クソガキ。
キスを落とした場所から
ユックリ唇を動かし
耳から下に滑らしていく
プルプルしながらも
大人しくしてる姫凪
ここまでするつもりは無かったけど
睨む二人に少しは反撃しねぇとな