第19章 近過ぎたキミ④（及川徹）⚠兄✕妹R18⚠

「はぁ！？晩飯かよー！
つまんね！なんだよ！
お前のそのブラブラしてる
ミートは見掛け倒しか！
デカさだけかヘタレー！」

繋心がガッツリ下ネタぶっ込んで来ると
滝ノ上は絶対悪ノリしてくんだろうなー

「いや、もしかしたら
嶋田ミートは熟女を狙ってんのかも
しんねぇぞ？繋心…
そこからの親子どん…」

ほら見たことか！

飲み過ぎだ、バカ。

「おい、こら。
いい加減にしろよー？
AV見過ぎなんだよ
つーか！滝ノ上は見んなよ！
彼女に悪いべや！」

バカ二人の頭を叩いて
ビールを注文

「全く。
お前らの脳内どうなってんだよ」

運ばれて来たグラスを乱暴にぶつけて鳴らし
グビグビと胃に落としていく

「それはお前だろ嶋田
ガチでJK狙ってんの？
止めとけ止めとけ！
オッサンじゃ付いてけねぇーって
傷付くぞ〜振られたら」

繋心がタバコをくゆらせ
心配そうに俺の目を見つめてくる

「…かもな……」

姫凪が及川を愛してるのは分かる
気の迷いや好奇心で抱かれる程
あの子はバカじゃない

純粋に愛されて愛して抱かれたんだろうよ

だからこそ

見過ごせない

絶対に許されない関係なんだ

許しちゃイケナイんだよ

ケツ蹴りあげてでも
どんなに恨まれてでも

こっちに連れ戻す

その橋は渡っちゃダメだ