第19章 近過ぎたキミ④(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「苛められたくない?
エッチな姫凪ちゃん?」
潤む目を覗き込んで
優しく胸の突起をグニグニと
弄ると
『…ンふぁ…っ!
苛めて…それ…好きぃ…』
理解したのか
急に身体の力が
ふにゃりと抜けて
もたれ掛かってくる
「素直だね…好きだよ…
ね…?さっきチョット元気なかった?
嶋田さんに何かされた?」
その身体を貪りながら
見えない所に
キスマークを刻んで行く
移り香は無いけど
少し心臓が早い気がする
『…何にもされてない…けど…』
話しながらドクドクと
心臓が昂なっていく
「どうしたのさ?」
『…ゴメンナサイ…嶋田さんに…
徹との事…バレた…』
小さい声が口から溢れる
「話したの?」
『話したって言うか…
徹との関係を否定されて
…カッとなっちゃって…
言い返した…
好きなのに…こんなに…
幸せなのに…』
ポタポタ落ちる涙で
濡れる頬
「姫凪…辛い…?」
『辛くない…幸せ……
なのに…なんでダメなの…?』
あんな少しの時間で
刻まれた
深い傷跡
世間的に見れば
嶋田さんが正論で
好きなら
戻そうとするのが
普通だろう
オレだって
もし、姫凪が嶋田さんの妹で
姫凪を好きなら
そうするよ