第18章 近過ぎたキミ③（及川徹）⚠兄✕妹R18⚠

でも

「いやぁ〜
俺は本当にそうなってくれるなら
そんな嬉しい事はないんですけどね〜
姫凪ちゃん可愛いし
こんな楽しい人達と家族に
なれるなら
大歓迎スね〜！」

嶋田さんはノリノリだし

「ハハッ！
姫凪の意思を
無視とかウケるねー」

徹も

一気にピリピリして怖いし！

『チョットお兄ちゃん
嶋田さんも…その
変な冗談止めて下さい！』

「本当、あんな冗談言われても
笑えないよね」

「笑わせようとしてないけどな」

だから！怖いから！

『お兄ちゃん！勉強教えて！
ほら、アレの続き！ね？』

お母さんも不思議そうに
二人を見だして
慌てて徹の腕を引いて
嶋田さんから引き離す

『ご飯まで勉強するから
出来たら呼んでね！』

そう言ってリビングを出ようと
徹の手を掴んで歩き出した

そしたら…。

「勉強なら俺が教えてあげようか？
これでも成績良かったよ？
たまに近所の学生の
カテキョするし教え方上手いよ？」

ガタンと席を立つ嶋田さん

もちろん断固拒否！

そう思って

『え…い、や…私は
お兄ちゃんが…』

大きく振った手が

「まぁ！マコちゃん凄いのね〜
お父さんのお礼もあるから
ご飯でもと思ってたけど
お勉強の分も上乗せしなきゃね！
良かったわね、姫凪！」

お母さんに止められた