第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「…って、な具合に
男はなんの!
だから気を付けろよ?
徹チャンが拗ねたら
面倒なのは
もう俺達だけじゃねぇべ?」
唇をムニュッと摘まんで
身体を解放する松川さん
『え?徹が拗ねるの可愛いです…が?』
「あらまぁ…惚気けちゃって〜
でも身体は大変じゃねぇの?
ぶっちゃけどうよ?
及川の…エロテク…ぅぎゃ!」
エロテク!?
そんなの最高に決まって…ん?ぅぎゃ?
「なーぁに
尋問してるのさ!
それに近いよ!!
離れなよ!まっつん!」
「待て!及川!
本気で締めんな!
場面、場面!
お前がやったらシャレに
なんねぇから
俺が忠告したんじゃねぇか」
徹にはがいじめにされた
松川さんが藻掻いている
え?ちょ…!
松川さんの顔色やばくない?!
『と…お兄ちゃん!
松川さんがぁ!
死んじゃうよ!
変な色にぃ!』
徹の腕を止めると
「…ふーん…
オレも死にそうだよ
………嫉妬でさ?
放課後のお勉強はハードだよ?」
プクッと頬を膨らませた
徹がコートに入り
殺人サーブを打ち出した
「ほーら…言ったじゃーん?
お勉強頑張れよ〜?
んじゃ、"大人しく"見てるように〜」
松川さんの言ってた
徹チャンが拗ねたら…の意味を
身を持って体験しそうな
そんな予感を私の身体を貫いた