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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


「ハハッ!自他共に認めてんの?
妹も懐いてるみたいだし
まだまだお兄ちゃん子なのかな?
でも、そろそろ彼氏の
一人や二人…」

「居ませんよ」

おいおい。
隠すならもっとシッカリ隠そうぜ?

「それより
姫凪とどういう
関係か聞いても…」

…やっぱり

「さぁ?
ただの常連さんなんじゃない?」

「はぁ?」

勘違いじゃねぇかもな。

「怖い顔すんなよ
過保護なお兄ちゃんが
心配するような事はないんじゃない?
ガード硬そうだしね…」

「…そ、うですね」

ほら、その顔も
声も空気も

過保護じゃ済ませられないだろ?

あ、でも。
彼女居るんだよな?

そう思いながらも
引っかかる。

「じゃあ、急いでるんで」

くるりと背中を向けて
レジに向かう及川の背中に

「姫凪ちゃんに
よろしく!お兄ちゃん!」

チクリと棘を刺す俺を
振り返る事なく
及川は店を出て行った


ふーむ。

こりゃ俺の
久々の本気は
なかなか厄介かもな。

姫凪の気持ちは
まだ分からねぇけど

及川は明らかに、だろ?

さすがに
今スグ何かあるとは
思わねぇけど

なんかあってからじゃ
遅いよな

及川が本格的に
ライバルになる前に
こっちから
仕掛けに行かねぇとな…

なんて、考えてる裏で
俺には不利な
状況が急速に進んでるなんて
思いもしなかった

危惧しつつも
呑気に構えてた事を
後悔するのは
少し先の話。
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