第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
店が終わり
閉店作業も終わって
【おすわり】に向かいながら
携帯をチェック
"ゆっくり"とかいいながら
ソワソワしてる俺。
もうとっくに
飯は作り終えてるハズだし。
最後のアレにも気付いてるハズ。
ガン無視されたら
ガチ凹みだけど…
鳴らねぇなー…
「んー?なに?
なんか予定あんのか?嶋田」
大ジョッキ片手に
携帯を覗き込む繋心
「なーんも。
タバコくれー」
携帯を伏せて繋心のタバコを
一本抜き取り火を付ける
「ウゲ。お前何でコレ?
もっと軽いのにしろよ
爺さんに怒られっぞー」
「コレがいーの。
男は黙って〜なんだよ
つーか!爺さんの影響だよ!
って!人の吸ってて
文句言うな!
なぁ?たっつぁん!」
「ん、おぅ。お前ら
あんま、ヤニ臭ぇと
オンナ出来て困るぞー
俺の今の彼女アロマは好きなのに
タバコはヤダ!とか言ってよ〜!」
滝ノ上が吸おうか吸おまいか
タバコを出しては仕舞ってを
繰り返してる
「タバコとアロマは違ぇだろ
それにオンナに言われたぐらいで…」
なんて言いながらも
タバコ…ねぇ。
火の付いた先をボンヤリ眺めてしまう
あの子は高校生だもんな
及川だって勿論吸わねぇだろうし
好きくねぇ、かもなー…
「タバコもだなー!
JTがだなー…
色々神経を砕いて繊細にだな…」
滝ノ上は生粋の愛煙家だ
この話をし出したら長い。