第3章 ♑このまま ずっと(赤葦京治)拍手感謝 完結
もっと激しく
もっと厳しく
問い詰めて
責めてしまうかもしれない
そんな事して嫌われたら
洒落にならない
そう思いながらも
気になって
姫凪を問い詰めてしまいたい
気持ちは渦巻いている
そんな自分が女々しくて
重いため息を何度も吐き出していると
「ケンカくらいして当たり前だろ
そんくらいでダメになんのかよ?
なら今すぐダメにしてやっか?」
木兎さんが俺の足に蹴りを入れる
「木兎さん?」
「お前は誰に勝って
姫凪を手に入れたんだよ?
忘れたのか?」
不機嫌な顔で俺の目を
覗き込んでくる