第3章 ♑このまま ずっと(赤葦京治)拍手感謝 完結
「そっちの彼女に
ウチの姫さんが盗られたんで。
せっかくのオフが暇なんですよ」
ため息混じりに睨むと
「あー…そう言えば…
姫凪と会うって言ってたな…」
苦笑いを漏らす黒尾さん
あぁ、そう言えば
アイさんと喧嘩したんだっけか。
「話聞きましょうか?
どうせ暇ですし」
「ハイ」
俺の言葉に二つ返事で応えた黒尾さんと
店を出て近くのカフェに
行く事にした
一通り悩みを聞いて
俺なりの見解を述べて
黒尾さんはアイさんを
家の前で待つ結論に
駅で解散しようと
姫凪を送った駅前まで
歩いていると
「あれ?あそこに居るの姫凪?」
「そうですね…」
見間違うはずない後ろ姿