第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
『ごめん!
あの…その…なんてゆうか…』
ヤダ…の…意味…
分かんないよ
「熱のせいで食欲ないのかな?
じゃあ…食べれそうになったら
食べよう?オレ風呂入ってくる」
無理やり自分から的をずらして
笑うけど
切なさで心臓が潰れそう
オレが彼氏だったらとか
もっと強引にイケる関係だったらとか
マイナスが頭を渦巻いて
笑っていられなくなる
オレのナニカが切れる前にと
部屋を飛び出して
お風呂場に足を運ぶ
姫凪へのキスと
あの温もりで
元気になった自身にため息を吐く
「元気わけてよ
及川さんションボリだよ…
姫凪…ヤダって…
オレと居るのが…じゃないよね?」
服を脱ぎ洗濯機にシュート
次から次へと放り込む
「よし!モヤモヤ洗い流す!
チャント話せるまで
回復しろ!オレ!」
元気なトオルくんに
"キミじゃないよ!"なんて
ツッコミを入れた
ちょうどその時………
『お背中流しましょうか!』
バタンッと勢い良く
開いたドア
「え?」
目の前には姫凪
『え…?』
「ちょ…え…」
及川さん全体的に…
今……凄く
やば…
『きゃぁぁあ!!
お兄ちゃんのエッチー!!!』
えぇ!?オレが悪いの!?
入って来たの姫凪なのにさ!