第1章 ♉365日キミの日(黒尾鉄朗)日々の感謝を込めて… 完結
「おい!笑ってる場合かよ!」
「自分のケツは自分で拭けや
テツローくん」
それでも執事か!バカ鈴村!
「そやで?
さっさとフォローせな
この泣きそうなお嬢を
僕が慰めてまいそうやわァ…」
本気で殴るぞ!クソ親父!
「あァ!もう!出てけ!
オヤジは姫凪に
近付くな!妊娠させる気か!」
「せやから避妊は…」
「それもう良いから!
そう!大人しく出てけっての!
姫凪も相変わらず
オヤジにポーッとしてんな!
いい加減俺にする
スンッて顔し…ろ…
って、姫凪?」
オヤジ達を追い出して
姫凪を見ると
さっきまで不機嫌なだけだと
思って姫凪の目に
涙が溜まってる