第16章 近過ぎたキミ(及川徹)⚠兄×妹R18⚠
何気なくやってるように他の人には
映るかな?
オレのナカでは必死に理性と本能が
闘ってるんだけど
『さすがお兄ちゃん!』
そんな事なんか
お構いなしで姫凪はオレの
腰に腕を回して
頬を背中に押し付けてくる
ズキリと疼く
下半身を必死に隠して
「姫凪ー?
今日は姫凪を
思う存分甘やかしてあげる!
姫凪の好きな事に
付き合ってあげるね?」
爽やかぶって言ってみる
『ホント!?お兄ちゃん大好き!』
可愛いな…。
姫凪からこのセリフを聞く度に
恥ずかしいけど
嬉しさに身が震えるんだ。
深い意味なんかないのは
分かってる
それでも【大好き】と姫凪の
口が動くのがオレだけであればいいのに
なんて願ってしまうんだ。
他の男になんか聞かせたくないよね
そんな事になったらオレは…
『お兄ちゃん??どうしたの??』
「ん?何でもないよ?。
どこ行きたい?」
駅に自転車を止めて
切符売り場に向う
『そうだなぁ…あ、お兄ちゃん…』
「んー?なにー?」