第16章 近過ぎたキミ(及川徹)⚠兄×妹R18⚠
オレが好きなのは
オレと同じ両親から産まれて
オレと同じ家で育った子。
そう。妹の姫凪だ。
もちろんこの事は誰も知らないし
誰に言うつもりもない
本人に打ち明ける気もないんだ。
オレはただの兄ちゃんとして
姫凪を見守れれば良いと
そう思ってたから。
「姫凪〜?電車乗り遅れるよー!」
『ごめん!お兄ちゃん!』
今日は練習はオフ。
学校も休みだし
二人でどこかへ出かけようかって
事になったんだ
明日からオレはまた
バレー一色になるしね
同じ学校に居たとしても
学年も違うし
姫凪は
バレー部のマネージャーとかじゃないから
意外と一緒に入れる時間は
少ないんだよね
自転車に跨り
後に姫凪を乗せて
駅までの道を走る
『お兄ちゃん重くない?』
時折心配そうに聞く姫凪に
「平気〜!それより
姫凪もお尻痛くない?」
なんて言いながら振り返りざまに
頭にキスを落とす