第15章 ♢先取りサプライズ(黒尾鉄朗)生誕記念 完結
最高の誕生日にしたい
それは間違いない
なのに
『…お金!!ない!!』
絶望的な現実問題!!
借り物ではダメです
自力でなんとかしなければ!
そう思えば思う程
『プレゼントすら買えません
ご飯は私が作るとしても
材料買うお金も…ない』
厳しい現実がのしかかる
そんな私の脳に閃いた名案!
『そ、そうだ!!
お母さん!!
この前家庭教師のバイトがどうって
言ってなかったですか?!』
無ければ稼げば良い!!
幸い成績は良い
帰宅部だから時間もある!!
お勉強を教えるバイトなら
両親も心配する事はない!
しかも
よくよく聞けば
お母さんのお料理教室の
仲間だって言うし!
あわよくばパーティメニューを
教えて貰えるかも知れません!
お母さん?お母さんはダメです。
絶対お父さんと一緒に
パーティに参加しようとします。
鉄朗にも話すかも知れませんしね。