第15章 ♢先取りサプライズ(黒尾鉄朗)生誕記念 完結
と、意気込んだまでは
良かったんですが…
それは鉄朗の誕生日のある11月に
入ってすぐの事。
『やばい…
…お金が…ない!』
財布の札入れには
諭吉どころか漱石すら居ません
理由は分かってる
『課金し過ぎました…』
ガチ勢の私
やり過ぎた…母に
文句言われながら
入ったばかりのお小遣いで
携帯の支払いをして
新作のゲーム買ったら
お小遣いが…消えてなくなりました…!
借りる事も出来なくは無いけど…
あの携帯代を反省したと
言ったくせに
ゲームでスッカラカンだと
両親に知られたら
携帯とか取り上げられるかも…
ゲーム禁止になったら
死活問題…
こんなに悩むには理由がある
それは数日前。