第15章 ♢先取りサプライズ(黒尾鉄朗)生誕記念 完結
そんな時に限って
「あ!クロ!!」
「ん?」
「久しぶり!
一人なの?珍し〜
いつ見ても女王様と一緒なのにね」
なんで都合よく会うかね
「暇なら遊んでよ?」
俺を甘やかしてくれる存在に。
声を掛けてきたのは
姫凪と付き合う時に
少し揉めつつも終わらせたオンナ
「ね?クーロ?
あっそぼ?
部屋行って良い?」
柔らかい胸を押し当てて
上目遣いで俺を見てる
寒かった隣がフワリと暖かくなって
甘い匂いにクラッとくる
具合は知ってる
相性良かったなと懐かしい気も
しないでもない。
でも、まぁ…
「間に合ってるっつの!
こう見えてラブラブなんですぅ!」
乗るわけねぇよな。