第15章 ♢先取りサプライズ(黒尾鉄朗)生誕記念 完結
頭の中で二人の接点を考えてみるけど
合同練習もない
大将の奴は最近
彼女に振られたとか噂で聞いたけど
ナンパなんか一蹴するのが
姫凪だろう?
『うるさいです。
もう良いですか?
お話なら後で聞きますから』
ホント愛弟子の言葉を借りるなら
理解不能。
姫凪を追う事も出来たけど
絶対キレて余計な事すると踏んだ俺が
足を進めたのは
「どーもー
なんかジメッのした空気が
漂ってると思ったら
ヘビチャン?
何してンですかァ?
脱皮の準備?」
大将の元だった。