第15章 ♢先取りサプライズ(黒尾鉄朗)生誕記念 完結
「はぁ?
チョット可愛いからって
調子乗ってんの?」
『別に。
思ったまんま言っただけです
近くに寄らないで
そのチャラい声に虫唾が走ります』
「その悪い口に
お仕置きしたくなんねー…
…来い!その能面みたいな顔
グチャグチャにしてやんよ」
相手の顔に敵意しかなくなり
いよいよヤバイ。
「あのバカ!また…」
颯爽と駆け出し
ヒーロー見参!って思ったら…
「こらこら。
ウチの姫さんに何してんだよ」
明後日の方向から奪われたセリフと
攫われたお株。
急に現れたデカくて
不気味な空気出してる男に
ナンパ野郎は飛んで逃げた